ハロン湾クルーズ折り返し。
周りを見ても、灰色の景色が広がる。
ハロン湾で青い空を見ることができなかった。
船員から、外に出て風にでも当たればと勧められ、船首へ。
左右、船外の周りを見たら、タイ人と思われるの観光客が甲板上で専属カメラマンを連れて、盛大に写真を撮っている。
半眼開きながら、あっけにとられていると、船員が「思い出の写真を撮りませんか?」と言ってきた。一眼レフのよさげなカメラが出てきた。
共有費のお金が足りない。ドル、ドン、円が足りない。
わたくし、番頭的には取りたくはないのだけれども、ボスの「まぁ、撮るか。」の一言に従う。
2,3回シャッター音を聞き、それとなく撮り終えた。
写真は、港に着いたら渡すので、まず清算してくれとの事。
提示された金額が・・・122万ドン?ん? 高くない?・・・ドルだと55ドル?
手持ちドルが15ドル。やはり足りない。皆さんから一時的にお金を借りて、無事支払いを終える。
それにしても、えっ20万ドンが写真?
あの白ワインが・・・こんな値段で・・・食後、ウェイトレスが来て、お土産を買っていけアピールに乗らなくてこの値段。
お土産を買わずしてこの値段。
さっきのカエルの置物やブリキのおもちゃを買っていたら、どこまで膨れ上がっていただろう。クワバラ、クワバラ。
と、そんなことをしているうちに着岸。
降りたら、すぐさま、写真を渡された。
光化学スモッグで青空が見えていない灰色の空なのに、青々とした爽快な空。
それを映したかの如く、澄んだ湾内。
今の、技術はすごい。
実際の写真としてもひけを取らない精度。
全体的にピンボケした感じも、加工後の処理をうまくぼやかしている。
きっちり人数分のラミネイトした状態の大判写真を人数分貰い。
次の目的地、陶器の村・バッチャン村へ移動する。
20分もかからないくらいで、陶器が煌びやかに並んだウィンドが目に付く、その村に着いた。
しかし、この4人に陶器を愛でる(めでる)意志がなく。ガイドに従いながら、その場をやり過ごすスタンスで店内に。

商品を売りたい店員と、早く昼飯を食べたい客のかみ合わない会話が30分続く。
コーヒーカップなどの小物から、宮廷の脇にありそうな大きな装飾が施されている甕など
空輸、船便どちらでも送れますと言われても、置く庭がない。
置けても、不要、不毛。
釈迦に説法のごとく、話を受け流す。
やっと夕食に向けて移動だが
町中心部のベトナム料理を食べに行くとの事で、渋滞が必須。
そこを後にする一行であった。
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